【公式見逃し動画】ドラマ「踊る大捜査線」を1話から最終回まで無料で見る方法！織田裕二の人気作を映画もまとめて配信中！

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カーキ色のコートがトレードマークの青島俊作（織田裕二）は、やる気あふれる若手新米刑事です。東京の湾岸署に配属されることになりますが、そこにいるのは、どことなくサバサバした性格の盗犯係の恩田すみれ（深津絵里）、常に腰痛を気にしている老刑事・和久平八郎（いかりや長介）という、今後仲間として携わるであろう刑事達がいました。自己紹介も手短に、管内で殺人事件が起こり、捜査本部が湾岸署に設置されることになります。やる気に満ちている青島俊作でしたが、初仕事として任されることになったのがこの事件の指揮を取ることになる本庁のエリート刑事・室井慎次（柳葉敏郎）の運転手役でした。黒いコート姿で重圧感がある雰囲気を醸し出しており、物怖じしない性格が滲み出ている様子が伺い知れます。運転手代行として室井慎次と共に移動をするのですが、車内で2人っきりになるも、話しをしても邪険にされる始末です。名前を聞かれ「都知事と同じ名前の青島です」と挨拶をします。独特のオーラを醸し出す室井慎次は、殺人事件の被害者の娘・柏木雪乃（水野美紀）の取り調べも引き受けることになりますが、その彼女に対して、冷酷非情な事情聴取を執り行うことになります。　

1話完結で、ストーリーも分かり易く見ていて飽きない内容です。20年以上前の作品とは思えない位みごとに、警察ドラマの常識を変えた作品だと思います。第1話では、青島を始め湾岸署の面々・室井から柏木まで、それぞれの思いが伝わる話でした。警察の上層部と所轄などの考え方の違いは、リアリティーがあって良かったと思います。事件の早期解決に邁進する事と、犯罪を見逃すわけではありませんが、人の感情や気持ちをくみ取った事の両方を見せて考えさせられるドラマです。このドラマ1番の見所は、犯人となる田中文夫と取調室でのシーン。愚痴をこぼしながらもある一線「でもやっぱり」その言葉を聞いたから田中は自首したと思います。最後に容疑者とは言わず被疑者と言うのも新鮮で良かったと思いました。

キャストで注目したのは、何と言っても主人公の青島俊作役の織田裕二さんです。熱血感と正義感を持った役から、コミカルな役まで見事に演じきっていると思います。脇を固める深津絵里さん・・ユースケサンタマリアさん・水野美紀さん・そして柳葉敏郎さん・、皆さん今でも第一線で活躍している役者さん達です。作品の中で、織田さんと深津さんの掛け合いは最高です。くっつきそうでくっつかない、そんな関係が良い感じになって視聴者の興味を誘うのかもしれません。気になったのはいかりや長介さん。あの湾岸署でひと際異彩を放つ存在で無くてはならない存在でしたが、あの演技がもう見られないのは非常に残念です。今考えて見れば豪華な俳優陣で作られた作品です。ストーリーも役者も素晴らしかったので、大ヒットしたのも頷けます。

スリーアミーゴズに青島とすみれとの掛け合いと面白要素がたっぷり盛り込まれていて、その一方で本庁と支店の確執という警察の世界の問題を浮き彫りとしたこの作品は名作中の名作です。軽快な喋りも当然、営業マンだったとは口八丁でお客さんをどんどんその気にさせて営業成績が良かったというのもうなずけます。だからこそなぜ警察を目指したのか、きっと大きな理想を描いてやってきたはずです。でも早速のお仕事は運転手、もちろんどこの世界でもまずは雑用からというもの少しずつ重要なお仕事を任されることとなるのです。ただ彼としては不満だったことでしょう。更にはエリート刑事の詰問としか思えない厳しい取り調べ、どれだけ憤ったことかこれで青島の名は悪い形で一気に広まったわけです。

踊る大捜査線といえばやっぱりカーキのコートを翻して走る青島さんこと織田裕二さんの姿が思い浮かびます。明るく楽しくペラペラと話す姿はプライベートで感じられる織田さんそのものです。すみれさんに可愛がられて、弟くんイメージだったのが少しずつ警察官として成長していく姿は見ていて気持ちいい・ぜひ初回から映画まですべて見ていただきたいものです。明るい素顔の一方で熱血漢だからこそ周りとぶつかっては一回り大きくなり、そんな彼を素直に応援したくなります。シリアスもコメディもどちらもいける、青島と言えばもう彼しかいません。何年も続けて演じ続けた役だけに、青島は織田裕二さんの一部ともなっているのではないでしょうか。

まずは、主人公の青島俊作さんの演技に惚れ惚れしてしまいました。はにかんだ笑顔、名前も都知事と同じで覚えやすく、そして刑事としての仕事に大きいだとか、小さいものがないのだと、一話の最後にはそう思えてなりませんでした。和久さんやすみれさんとの絡みより、まずは室井さんとの絡みが気になってしまいました。もちろん、湾岸署の刑事課には上司もいれば、厳つい輩の刑事もいたり、そうした脇役にも目を向けてみるのも楽しいかもしれません。また、随所随所で流れるBGMもぴったり的を得ていて合っていますし、織田裕二さんが謳う主題歌も口ずさみたくなりました。一話完結ではないので、続きが知りたくなる、そうしたワクワク感もありました。

老刑事・和久平八郎という役柄ではなく、いかりや長介という俳優さんに注目してみれば、御本人はすでに亡くなられてしまいましたが、さすが、名俳優というだけに、この老いぼれ刑事が何かしらの助けになれる刑事なのかと、視聴する者に着目させる役柄を見事に演じていると思います。また、恩田すみれ（深津絵里）さんは、サバサバとした女性ですが、キレイさもあり、そしてどこかしら闇を抱えているような、そうした印象を見事に演じていると思いました。もちろん、主人公となる青島俊作も熱血な性格が見る者を惹きつけていると感じられます。はにかんだ笑顔であったり、苛立ちなどを素直に表現できるのはさすがです。仕草や態度まで、新米刑事らしさがあり魅力的です。