【公式見逃し動画】おちょやん(朝ドラ)を1話から無料フル視聴！杉咲花主演NHKドラマの最新配信・再放送情報をお届け！

千代(杉咲花)は、大阪の南河内で小さな養鶏場を営む貧しい家に生まれた。母親は千代が5歳の時に亡くなってしまっていた。父親は小さな養鶏場を経営していたが、働きが悪い上に酒浸りの生活を送っていた。そんな父親だったので、千代が家事や弟の面倒を見ていた。それからしばらくして、父親が再婚をすることになった。その再婚相手が意地悪で、千代は家で居場所を失ってしまい丁稚奉公に出ることになった。千代は道頓堀の芝居茶「岡安」の女将であるシズ(篠原涼子)の元で奉公をすることになる。千代は厳しい仕事にも耐え、人気喜劇団「天海天海一座」の座長・天海の息子・一平と知り合う。そんな矢先に、天海が亡くなってしまう。更に千代の実家が夜逃げをしてしまい、千代にとって悪い出来事が相次いで起こり、千代は深く落ち込んでしまう。その後、千代はお遣いに遅れたことを理由に、仕事に厳しい女将・シズからクビを言い渡されるが、千代は自分の居場所は岡安しかないことに気付く。

昭和を代表する女優の生涯を描いた作品ですが、とにかく波乱万丈な人生過ぎてただただ驚いています。
幼少期に母親を亡くし、父親はダメダメで酒好き女好きときてまともに働きもせず、主人公の千代が一家を支えているさなかに新しい母親にいじめられて、こんなに悲惨な人生があるのかと悲しくなりながらも主人公の少女が強くたくましい姿に励まされています。
奉公に出されてからは周りの人たちに恵まれ、なんとか19歳を迎えた千代ですが、そこへ父親が現れまたひと悶着あり、どれだけ娘の人生を狂わせれば気がすむのかと呆れることもしばしばありますが、それでも主人公が力強く生き、自分の人生を歩みだす姿は感動モノです。
日本の古き良き時代を映し出し、人情を感じられる物語で、これからの千代の人生だけではなく、千代の周りの芝居小屋で芝居をする者やお茶屋の女将などもどうなっていくのか気になるストーリーとなっています。
時代がどんどん移りゆくなかで変わらないのが人の温かみだと思います。
それを「おちょやん」を見ながら感じたいです。

主人公の千代を演じるのは杉咲花さんです。
これまでにも様々な映画やドラマに出演してきた彼女の笑顔はぴか一で、朝から見るものに元気を与えます。
彼女の細くて小さな体から発せられる力強いパワーはすさまじく、全身で演じている彼女に感動を覚えます。
彼女の後の夫を演じるのが成田凌さんです。
彼は舞台役者の天海一平として出演しており、一平は千代と同じく母親がおらず父親は幼い頃に亡くしており、複雑な環境で育っています。
そんな境遇が少し似ているふたりが今後どのように役者として成功をおさめるのかが見どころです。
千代が世話になっているお茶屋の女将・シズを演じるのは篠原涼子さん。
千代の父親役にはトータス松本さんなどそうそうたるメンバーが揃い、今後も様々なキャストが出演し、見逃せません。

女優という厳しい世界の中でどのように輝いていくのか楽しみです。セットもとてもリアルでその時代の情景がとてもわかりやすくこの現状がどのように変わっていくのか楽しみです。役者さんも素朴さがあり方言もうまく違和感がありません。また貧しく苦しい中にも温かい感じが見ていてとても好きです。始まってまだ間もないですが幸せになってほしいと思うばかりです。自分の知らない日本がドラマの中に広がっていて勉強にもなります。お話のテンポも良く次が待ち遠しいです。現在の状況からいろいろな葛藤を経て夢をつかんでいく様をどう描いていくのかまさに貧乏から女優への成り上がりの原点のようなお話になることを期待しています。竹井千代さんという強くたくましい一面がうまく今の時代背景と合っていて最近の元気のない日本に元気を届けてほしいと思います。また「人生一回自分のやりたいことをやるべき」という言葉はとても感動しましたし今の人達は皆心に刺さる言葉だと思います。

主演の杉咲花はよくバラエティーなどにも多く出ているイメージがあります。常に明るくとても元気なイメージがあります。しかし彼女はドラマなどに出るとなぜか不思議な深みを感じます。明るいなかにも芯があって見ていて元気をもらえるような魅力があります。またとても印象に残りやすいところもあるので存在感のある本作の主人公のような役にはぴったりだと思います。
また毎田暖乃ちゃんは、この作品で初めて拝見しましたが子供とは思ない雰囲気があり驚きました。
表情の中にはどこか大人顔負けな深みと子供らしい表情が合わさったような感じがあり見ていてとても魅力的だと思います。また子供ながらに芯のある強い感じが伝わってきてついつい見入ってしまうのは彼女の最大の魅力だと思いました。

千代が18才で岡安での年期奉公が終わるため、シズから言われた通り後悔しない人生や自分がやりたいことを考えることが出来て、引き続き岡安で奉公し恩返しをしていきたいと決めた矢先、まさかテルヲが現われ、借金がかさみ娘を売り飛ばそうとしているようで岡安を巻き込んだ騒動が起きるみたいで胸騒ぎしかない感じです。千代が、父親のことをどう判断するのか気になりますが、自分を捨てた家族を今度は本当に自分が捨ててほしいと思います。岡安の女将もあまりに身勝手で酷い父親から千代を守ろうとしそうですね。一平が二年ぶりにやってきて、一向にやる気のない様子に千代がどう関わっていき、自分も喜劇女優になろうと思うのかも今後の見どころになると思います。また、一平は千代にとって初めて自分の気持ちを素直に話した相手で心を許している感じがするので、2人とも役者を目指すことで距離も縮まってきて、結婚まで進むのかなと期待しています。幼い頃から、家族に恵まれず苦労ばかりの千代にとって、幸せを感じる結婚であって欲しいと思います。

岡安の女将シズがとても厳しく女中達に接しているけど、本当は心優しく千代のことをよく考えているのがとても素敵な女性だと思います。篠原涼子さんがとてもいい演技をされるので、視聴者にも凛とした素敵な女将の姿が伝わっていると思います。千代の父親テルヲが、あまりに身勝手で子供の気持ちを利用していいように使おうとしている姿に苛つきますが、そんなダメダメな父親役をトータス松本が素晴らしく表現していると思います。見ている方もトータス松本が嫌いになるかもと思うくらいうまい演技だと思います。岡安と福富の女中同士の争いが面白くて、毎回の楽しみでもあります。女社会のいやらしさも感じますが、機転がきく千代がいいまかすのも気持ちいいです。