【公式見逃し動画】ドラマ「神様もう少しだけ」を1話～最終回まで無料で見る方法！深田恭子主演大HIT作の感想や再放送情報も！

高校生の叶野真生は毎日を退屈だと感じながら生きていました。そんな彼女の心の支えは音楽プロデューサーの石川啓吾が作る音楽だけでした。
そんな啓吾はここ数年、以前の恋人の死から立ち直れずに以前の様に曲を書くことが出来なくなっていました。
そうする内に自身を大切にせず、自堕落で酷い生活を送るようになります。そんな彼を見限って、レコード会社も彼との契約を終了するように動いていました。
そんな中年末にある今年最後の日本公演が待っていました。真生はその公演を楽しみに、財布にチケットをしまっていました。しかしひょんなことでそのチケットを財布ごとなくしてしまいました。
お金も無い真生は仕方なく、最初で最後と割り切り、たった一度の援助交際をします。ただし肉体的な接触無しという約束でした。しかし会ったサラリーマンにホテルへと誘われ、約束を反故にされたと怒ります。しかしそのサラリーマンは日常から抜け出したかったという人頃に共感した真生は、彼とホテルに生き関係を結んでしまいます。それが一度だけと割り切り、啓吾の公演へ行くお金を得ます。
公演の後、雨が降りしきる中で啓吾の車を見かけ、夢中で追いかける真生。啓吾との出会いでした。
真生は啓吾に夢中になり、彼に抱かれます。夢見心地で数ヶ月を過ごした真生でしたが、突然事故に巻き込まれて検査を受けることになります。そんな中啓吾が日本へと帰国、真生に連絡をしてきます。
しかし啓吾と会う前に行った検査の結果を聞きに病院へ行くと、そこで彼女はHIVポジティブであることを告げられるのでした。　

このドラマはまだエイズに対する批判であったり、無理かからくる非難が多い時期に作られたドラマでした。
実際にキスや手を繋ぐだけでは移らないと知ったのはこのドラマでした。主人公を演じた深田恭子さんの演技が上手く、何度も涙を流したのを覚えています。
また啓吾役には金城武さんとかなり豪華でした。エイズに関する作品は多数ありますが、ここまで真に迫った作品はなかなかありませんでした。またラストの方で見た深田恭子さんのウエディングドレス姿がとても美しくて今でも大好きなシーンです。かなり心理的にはボロボロになるドラマでしたが、これがかなりリアルで、エイズ患者の方はもっと悲惨な非難を受けてきて現在があるんだろうな、と感じる作品でした。

注目のキャストは、主人公を演じた深田恭子さんです。
たった一度の援助交際でエイズに感染した女子高生をとても上手く演じていました。
当時の深田さんは現在程ほっそりもしておらず、とても等身大の女子高生でした。何度も涙を流し、何度も困難に置かれる主人公を本当に感動的に演じていました。
なんとも言えないシーンも多数ありますが、このドラマによってエイズはたった一度の性接触で感染することもある、というのを知る良いキッカケになりました。
当時も人気女優さんの一人だった深田さんがこのドラマを引き受けたのがかなり衝撃的だったと思います。
しかし彼女でなければきっとここまで印象には残らなかっただろうな、と感じる良い演技でした。

一度きりの援助交際でHIVに感染してしまった高校生の女子が大好きだった人と結ばれるというお話ですが、その一度きりの行為で、負ってしまった代償、それは、死につながる行為でした。若い人達が簡単にお金を稼ぐ目的て、やっている援助交際。簡単にお金が稼げるとは思いますが、、こんな死につながる事になる事もある、と言う現実もわかって欲しいと思いました。
主演が深田恭子さん、金城武さんと言う事で、綺麗な恋愛みたいにうつりますが、現実的に考えて、死と引き換えにする行為だとは、おもえません。又、父親、母親、兄弟、姉妹の事も考えて行動してほしいと思いました。又生まれてくる子供にも影響がある事も、考えて欲しいと思いました。

主演の深田恭子さん、若くて可愛くて、とっても綺麗な女優さんだと思います。そして、若い高校生役にも関わらず、素晴らしい演技力に感動してしまいました。愛する人との関係や自分の子供に対する愛情も感じる演技に号泣したのを覚えています。又、石川啓吾役の金城武さんは、この頃は、まだブレイクする前だったと思いますが、とても魅力的な俳優さんだと思った事を、思い出します。高校生の友達もいっぱいいた中で、真生の親友役の矢沢心さんも出演していますが、この年代にありがちな、HIVに感染した事で、真生の親友でありながら、虐められる事を恐れてしまい、友達をやめて距離を置いてしまう、と言う役どころも素晴らしかったと思います。又母親役の田中好子さんは、子供に寄り添う良い母親だったと思います。

私が見ていた時はちょうど大学生だったので、真生ちゃんの純粋なファンの気持ちは凄く分かるのですが、援助交際は「ない」と思いましたが、人間は誰でも魔が刺す時があると思います。真生ちゃんが援助交際相手の青年が同じミュージシャンのファンだと言うだけで体の関係を許してしまったのは真生ちゃんの心が寂しかったのかもしれません。
ミュージシャンの啓吾も一見見るとワンマンで傍若無人な人に見えますが、やはりどこか空しさを抱えて生きていたから強く見せたい男性の意地みたいなものも感じられました。HIVに感染し、それでも強く生きていこう、ブレないで生きていこうとする真生ちゃんの芯の強さは素敵だと思いました。
それを支えようとする家族や友達、そして啓吾も素晴らしいと思いました。

やはり、主人公の深田恭子さんが素晴らしい演技をされている事が魅力的だなと思いました。
啓吾役の金城武さんも啓吾のワイルド感が出ていてとても素晴らしく表情も素敵な演技でした。
真生を信じる優しい母親役である田中好子さんも素敵なお母さん役が本当にぴったりで、私の母もこんな優しい母親だったら良いのにな、と思える位の演技でした。作品中にまだデビューしたての仲間由紀恵さんが新人歌手役で出ていましたがやはり美しいです。あと啓吾の心の虚しさのキーパソンの宮沢りえさんがとても優しい演技をされていてそちらもなかなか見逃せない役だなと思いました。
友人役の加藤晴彦さんや矢沢心さんもとても素晴らしい演技でとても良い作品だったと思います。