【公式見逃し動画】ごくせん1を1話から最終回まで無料フル視聴できる配信サービスは？松本潤・小栗旬主演ドラマの再放送情報も

幼い頃から教師になるのが夢だった山口久美子（仲間由紀恵）。赴任先は創立30年の歴史を誇る男子校・白金学院高校だった。学科担当の女性教諭を迎えるのは初めてのこと。しかし、久美子の担当が3年D組と分かると職員室はざわつく。不信に思う久美子に、先輩養護教諭の川嶋菊乃（中澤裕子）は、「いざとという時逃げやすい恰好がいい」とアドバイスする。
そして新学期。新任教員挨拶の場に色気ゼロのジャージで登場した久美子は、生徒から大ブーイングを浴びてしまう。案の定、教室に向かうと久美子が担当する3年D組は荒れ放題。成績はいいが前の学校で暴力沙汰を起こして退学になった沢田慎（松本潤）をはじめ、内山（小栗旬）、野田（成宮寛貴）、熊井（脇知弘）といった問題児が揃っていた。久美子の自己紹介を聞く者はおらず、ゴミや紙飛行機が飛び交う始末。終いには、野球ボールが飛んでくる有様だったが久美子が動じることはなかった。
なぜなら、久美子の実家は任侠集団・大江戸一家であり、彼女は三代目に育てられた「お嬢」だったからだ。

翌朝、久美子は通勤のバスで篠原智也（沢村一樹）と出会う。彼のイケメンぶりに心躍らせる久美子だったが、刑事だと分かり肩を落とす。刑事と任侠一家、決してうまくいくはずがないと思ったからだ。

そんな中、教頭（生瀬勝久）が管理する模試の実行料金50万円が入った集金袋が紛失する。普段から素行の悪い3年D組を疎ましく思っていた教頭は、ここぞとばかりに3年D組の生徒の犯行だと決めつける。初めは言いがかりと高を括っていた久美子だったが、3年D組の生徒・熊井が集金袋と似た袋を持って繁華街にいたという目撃情報が入り事態は急展開。
熊井は盗難を否定し、似た袋は川に捨てたと言うが、誰も彼を信じようとしなかった。そんななか、久美子は熊井が捨てたという袋を見つけるため、ひとり川を探し続けたのだった。その様子を見かねた熊井は、集金袋は自分がとったと告げる。しかし、お金は奪われてしまいもうないというのだ。久美子は熊井を一喝した後、50万円を奪った集団のもとに単身乗り込む。その後、久美子の後を追って敵のアジトに乗り込んだ沢田は、熊井からお金を奪った奴らが倒れているのを発見する。

一方、学校では熊井が窃盗の犯人として教頭から激しく追及されていた。そこに現れた久美子は、50万円が入った集金袋を教頭に突き付ける。盗難騒ぎは無事解決。
そして久美子は、3年D組の生徒に向かって「きっちり全員揃って卒業させてやる」と宣戦布告するのだった。

人気シリーズごくせんの第一弾。勧善懲悪のスカッとするストーリーと、仲間由紀恵を始めとするキャスト陣の若かりし頃を存分に楽しめる作品です。原作は、高台家の人々やアシガールなどを手掛ける森本梢子のコミックス。その多くが実写化されている作者の作品だけあって、まず原作が面白いです。そして、なんといっても配役が良い。黒髪ツインテ・メガネ・ジャージの地味なヤンクミ役に仲間由紀恵。ひとたび髪をほどけば美人という漫画のような展開がリアルに起こります。ヤンクミが任侠一家のお嬢であることは秘密なのですが、ちょいちょい見え隠れするカタギじゃない感。敵陣にひとりで乗り込む度胸があり、腕っぷしも強い一方、生徒たちの前では少し抜けているところもあるヤンクミがなんとも魅力的です。

新人俳優が生徒役として登場するのも、こういった学園ドラマの見どころでもあります。ごくせん第1シリーズでは、嵐の松潤をはじめ、小栗旬、成宮寛貴といった後に役者として人気が出る俳優陣が揃って登場しています。なかでも注目なのは、なんといっても松潤でしょう。当時18歳だった松潤の可愛いのに色気たっぷりな魅力といったら！原作の森本梢子先生はクールなイケメンを主人公の相手役に描くことが多い気がしますが、このドラマでの松潤はまさにイメージにぴったりだと感じました。演技も上手いと思います。一方、小栗旬や成宮寛貴の存在感は若干控えめ。松潤演じる沢田の取り巻き的存在です。また、主演の仲間由紀恵の美しさにも改めて見惚れてしまいました。正統派美人とはまさに彼女のこと。極道な和服姿もバッチリ似合っていました。

見た目は冴えない女性教師が、実はそうではなかったという設定はありますが、重く暗めのドラマではなく、コミカルに仕上げているので楽しみやすいです。
ヤンクミの家のシーンで、子分同士の会話が普通の家庭の会話のように出来上がっているし、生徒同士も普段は仲が良いので会話も高校生男子ということから、視聴者の年代によっては青春だなと感じてしまいます。
生徒同士の喧嘩のシーンも多いし、言葉遣いも乱暴なので、不良系のドラマまたは熱血教師のドラマかと興味を持ってしまいますと、いい意味で裏切られます。
話しの中で色々な問題が勃発しますが、そのたびにヤンクミが動いて生徒たちを守りながらも、不良生徒や悪い人たちをやっつけてしまう姿にスカッとしますね。

このドラマの主演は仲間由紀恵さんですが、清楚系という感じの彼女が不良生徒相手に乱闘を繰り広げます。
話の中では生徒にからかわれたり、色気のない姿に女性と見られないが、いざというときは体を張って生徒を守るシーンには、思わずカッコいいと言ってしまいます。
また、生徒役の中に嵐の松本潤さんをはじめ、小栗旬さんや 松山ケンイチさんや上地雄輔さんなど、後に活躍する人たちが出演していることです。
話の中では、松本潤さんの出番が多いものの、クラスメート全員の出演シーンとなると、よく見ると彼らが映っていることもあります。
セリフ量や出番も少ない回もありますが、今となっては初々しい頃の彼らが見れた貴重なドラマの1つですね。

男子校というだけでなく問題児だらけの3年Ｄ組に仲間由紀恵ちゃんとは、正に掃き溜めに鶴です。彼女だったから良いものの、下手すればかなり危険なことになっていたはずです。よくぞそんな人事を許したもの、とはいえ不良役が松潤に成宮寛貴くん・小栗旬くんらですからかなりのハーレム状態です。任侠集団の娘が教師になるのは反面教師ということなのでしょうか。その事実を知っていて採用した校長も大したもの、彼女が悪たちを変えてくれることを願っています。生徒だけでなく根拠もなく「お前らが犯人だ」と決めつける教頭にも問題あり、彼の方が特に更生した方が良さそうで教頭とヤンクミのやり取りもまた面白いです。生瀬勝久さんがいい味出しています。

ジャージ姿の担任教師、その実態は泣く子も黙る任侠集団のお嬢という面白い経歴のヤンクミこと山口久美子を演じる仲間由紀恵さんに注目です。ロングヘアでどちらかというとお嬢様っぽい役柄が多かった彼女が、こちらの作品では180度変わってしまっていますがそれでもやっぱり素敵なのです。「おまえら」とか言われたらきゅんとくる男性も多いでしょう。生徒たちに対する熱い信頼は素晴らしい、真面目な一家で育ちきちんとした大学を出ていても生徒はただの給料を得るための道具でしかないという教師が多いでしょうから正に学園ドラマといった感じで青春が感じられるのです。体当たりで来てくれるからこそ生徒たちも慕うようになってくるのでしょう。